2010/09/20
【魔人】「シングルライフ」【京*男主】
東京魔人学園剣風帖:京一×龍麻
【シングルライフ】
龍麻は部屋を眺めた。
模様替えをしようと心に決め、いざ行動に移そうとするが…
(おれ、一人暮らしだったよな…)
ここへ越してきた時には、大型の物以外は小型トラック1台にも満たなかった。
最低限の食器と着替え。
TVはあったが、DVDプレーヤーやオーディオ関係は無かったし、ポータブルを持っていたくらいだった。
最低限の食器と着替え。
TVはあったが、DVDプレーヤーやオーディオ関係は無かったし、ポータブルを持っていたくらいだった。
それなのに…
(おれのシングルライフはいずこ??)
荷物はあっという間に2倍になっていた。
服も自分の物ではないものもあるし、オーディオの周囲にはCDが山積みになっている。
DVDもそこかしこに陳列してあり、どこから片付けたらいいのか分からない。
服も自分の物ではないものもあるし、オーディオの周囲にはCDが山積みになっている。
DVDもそこかしこに陳列してあり、どこから片付けたらいいのか分からない。
ふぅっと大きなため息をつくと、いきなり玄関が開いた。
「ひーちゃん!見ろよ、ゲーセンで取ったぜ!」
意気揚々と京一が掲げるのは、大きなくまのぬいぐるみ。
「すごくね?」
「…京一ぃ…それをどこに置く気だ?」
「え?ここ♪」
「あのな…ここは物置じゃないぞ!」
「分かってるって」
本気で分かっているのかどうか怪しい台詞で京一は部屋に入っていく。
意気揚々と京一が掲げるのは、大きなくまのぬいぐるみ。
「すごくね?」
「…京一ぃ…それをどこに置く気だ?」
「え?ここ♪」
「あのな…ここは物置じゃないぞ!」
「分かってるって」
本気で分かっているのかどうか怪しい台詞で京一は部屋に入っていく。
「ほら、これでひーちゃんも寂しくない!」
そう言って京一はぬいぐるみをベッドに置く。
その様子を見て、龍麻は苦笑するしかなかった。
そう言って京一はぬいぐるみをベッドに置く。
その様子を見て、龍麻は苦笑するしかなかった。
(もう…寂しくは無いんだけどな)
いつしか、何も無い部屋に京一の居場所が出来上がっていた。
Fin
***
サイトの拍手に置いておいたものです。





